『ライフ・シフト(LIFE SHIFT)』時代の生き方を考える
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「100年人生時代がやってくる。」
医療の発展、社会環境の向上で、日本でも平均寿命は年々延びており、これまでとは生き方も大きく変わっています。
今までは「教育→仕事→引退」の3ステージの人生でしたが、これからの社会では多種多様な生き方が認められ、人生は”マルチステージ”化していきます。
そんな社会をどう生き抜いていくかが『ライフ・シフト(LIFE SHIFT)』で語られています。
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”マルチステージ”の概念とは?
これまでは、20代前半までは教育を受け、大学3回生〜4回生で就職活動をして、終身雇用で40年間同じ会社で働き、65歳で定年退職、余生を年金で暮らす人生が一般的でした。
しかし、今の時代はグローバル化の拡大・IT技術の発展で、社会も個人の働き方・人生の過ごし方にも多様性が生まれました。
AIの台頭により仕事をがなくなる、年功序列や終身雇用制度がなくなる、年金支給額が少なくなるなど、社会は大きく変化しています。
個人の生き方も多様化しており、例えば大学を休学または仕事を辞めて世界一周の旅に出たり、やりがいある仕事や生活を求めて転職したり、株式や不動産投資で副収入を稼いだりすることが普通の世の中になっています。
そんな中で生まれたマルチステージの概念は、これまでの「教育→仕事→引退」の画一的な3ステージの人生ではなく、一人一人が人生のその時々で、複数のキャリアを経験する世界観です。
著者が示唆する新しいステージは以下の3つで、これらのステージを往き来(=ライフ・シフト)しながらマルチステージの人生を送ることになります。
- エクスプローラー
→旅や新たな人との出会いで、既存の価値観を破壊し、自分を再発見するステージ。 - インディペンデント・プロデューサー
→やりがいや人との繋がりを重視して、ビジネスを営むステージ。 - ポートフォリオ・ワーカー
→社会貢献やお金稼ぎ、人脈構築など、複数の目的を追いかけ活動するステージ。
”ライフ・シフト”時代で生きるためには?
マルチステージの人生では、会社に頼って生きることはできません。大企業だから倒産しない保証も、リストラされない保証も、どこにもありません。あの東芝でさえも、上場廃止が叫ばれる時代です。
だからこそライフ・シフト時代で生きるためには、自分を高めていかなければなりません。人脈、スキルや知識、健康などの無形資産を築くことが非常に重要です。
さらには余暇時間をレクリエーション(娯楽)で過ごすのではなく、自己投資などのリ・クリエーション(再創造)に使うべきであると説いています。
あなたは”ライフ・シフト”時代の準備ができていますか?
tabinchuuuもブログ執筆を通じて、準備していきたいと思います!
2017年のベストセラーなので、是非一度読んでみてください。
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